本日の質問がこちら。
いいポートフォリオにしたいために、何か手軽に行える実装などないですか?
ということで、ポートフォリオのアイデアについての質問ですね。
プログラミング学習者の皆さん、日頃勉強していていざ「自分のオリジナルポートフォリオ作ってみよう!」となったときに固まる方は結構いらっしゃるのではないでしょうか?
今回はポートフォリオってどんなモノ作れば腕試しとかアウトプットとしていいの?
という方のために簡単なアイデアを提供するので皆さんもぜひ腕試しに開発してみてください!
それではこちらの質問に答えていきます。
ポートフォリオサイトが蓄積したデータを、機械学習などに用いられるようにデータ出力をしてみるのはどうでしょうか?
データ分析や機械学習の重要性:ポートフォリオにデータ出力を実装するメリット
昨今、IT業界に限らずほぼ全てのホワイトカラー業種では、自社サービスによって蓄積した顧客データや外部クラウドサービスに累積されたデータを活用する需要が存在します。
企業のシステムは顧客がサービスを利用することを通じて、顧客の情報やサービス利用履歴データを蓄積します。
これらがまさしく「ビッグデータ」ですね。
ビッグデータから「機械学習・データ分析」の技法により、あるデータとあるデータの関連を見出し、より少ない労力で企業利益の増大やコスト削減に尽力することは、昨今の企業にとっての強い関心となっています。
したがって、ユーザーに対しそのサイトが蓄積したデータを提供するアプリケーションは、昨今の潮流にあっていると言えます。
データ出力は、企業面接でポートフォリオを持ち込んだ際尋ねられる、「あなたがポートフォリオに力を入れたところ」において、十分に話題性を持たせることができます。
実用性は抜群であり、実装自体は様々なフレームワークでも比較的容易にできるので、なかなか“美味しい“機能と言えるかもしれませんね。
非エンジニア向けに、データ分析のためのデータを提供する
実用的なポートフォリオのアイディアとして、データ分析をするためのデータセットを、簡単に取得できるように実装してあげるというアイディアはどうでしょうか。
行列形式のCSV(Comma Separated Values)やExcelデータなどを出力すると、ダウンロードした利用者はR言語やPythonで分析に回すことができます。
また、ここで注意したいのはデータの利用者はしばしば非エンジニアであることです。
分析そのものを行い、結果から何かを判断・決定するのは、よくあるのはマーケティング部門だったり、取締役をはじめとする重役だったりが主とする仕事です。
例えば、CSVはMySQL Workbenchなどのデータベースソフトから直接ダウンロードできますが、データベースソフトはあくまでエンジニア向けツールであり、操作のためにSQL言語などの知識を必要とします。
非エンジニアが一朝一夕で触れるものではないと思われます。
あなたの志望する職種がWebデベロッパーであるなら、分析や結果からの解釈を行うのはマーケティング部門や重役など別の責任範囲かもしれませんが、それらの部門を利用者と見立て、彼ら利用部門が利用しやすい形でCSVダウンロード機能を提供できると、UXの観点から親切で良いと思います。
実装方法 : フレームワークごとのモジュール
Ruby on Railsであれば、Rubyの csv
gemなどを使うと簡単にモデルデータをCSV出力できます。
reactであれば、react-csv-creator
が使い勝手が良さそうです。
本日は、ポートフォリオや腕試しにおすすめな開発アイデアについて解説しました。